新千歳空港の空港案内
ena(イーナ)による新千歳空港ガイド。基本データ、運行スケジュール、交通アクセス、周辺観光、格安航空券情報など。
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新千歳空港について
新千歳空港(しんちとせくうこう New Chitose Airport)は、北海道千歳市と苫小牧市にまたがる空港である。国際航空輸送網又は国内航空輸送網の拠点となる空港として空港法第4条1項5号に該当する空港として政令で定める空港に区分されている。空港ターミナルビルは千歳市に位置する。
北海道内にある空港では最大の規模を誇り、北海道の空の玄関口として機能している。航空自衛隊千歳基地と隣接・接続し、航空管制も航空自衛隊にて一体的に行なわれるなど、日本の防空上の重要な拠点としての意味合いも併せ持つ空港である。空港整備特別会計の空港別の財務状況において、数少ない黒字の空港である。
新千歳空港の国際線ターミナル完成後は一部路線の増便や機材大型化されており、北海道を訪れる海外観光客の増加が期待されている。それだけでなく、首都圏(羽田~成田)もしくは関西圏(伊丹・神戸~関西)で空港間の移動を強いられている地方空港利用者にとって、最寄の空港から当空港乗り継ぎで海外へ向かうルートが便利になる可能性も秘めている。 -
新千歳空港の基本情報
- 正式空港名
- 新千歳空港
- 英語名
- New Chitose Airport
- 通称
- 新千歳,札幌
- IATA 3レターコード
- CTS
- ICAO 4レターコード
- RJCC
- 位置
- 北海道千歳市と苫小牧市に跨る
- 駅名
- JR北海道千歳線 新千歳空港駅
- 就航航空会社
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新千歳空港 アクセス
- 札幌 駅 から 新千歳空港
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北海道の中心地である札幌駅から、「空の玄関口」と呼ばれる新千歳空港駅へは、いくつかのアクセス手段があります。そのなかでも、もっとも一般的なのはJRを利用する方法でしょう。
札幌駅から新千歳空港までJRを利用する場合には、快速電車を使用しておよそ37分、運賃は1070円となります。ただし、夜間(21:00以降)の場合には普通列車を利用することになる場合があり、このときは、乗車時間が49分または53分となる場合があります。最終便などを利用する場合には、乗車時間に注意する必要があるでしょう。
JR以外を利用する場合には、空港連絡バスを利用することができます。空港連絡バスは、札幌市内のいくつかのバスターミナルから利用できますが、札幌駅発のバスを利用する場合には、おおよそ80分、運賃は1,030円で到着することができます。札幌中心部に宿泊場所があり、空港までの間にどこかへ寄る予定のある方などは、空港連絡バスを利用する場合が多い傾向にあります。
いずれの場合にも、一時間程度、あるいは以上の時間を要するため、飛行機へ搭乗するために利用する場合には、ある程度の時間の余裕を持って行動するのがよいでしょう。 - 新千歳空港 から 札幌駅
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新千歳空港から札幌駅へ向かう手段は、JRを利用する方法が一般的です。所用時間としては、往路・復路ともに変わらず快速電車でおよそ37分となります。
空港連絡バスを利用する場合には、同様に80分程度の時間ですが、札幌駅周辺のホテルへ直接向かってくれるバスなどもあり、道外から北海道へ来るという方には、こちらの手段をとる方も珍しくありません。また、バス会社によっては往復券を購入することができ、若干の値引きがある場合もあります。数日間など、一時的に北海道に滞在するという予定の場合には、こちらの手段もおすすめです。
タクシーを利用することも手段のひとつです。バスの時間がなく、荷物がたくさんあるのでJRは避けたい、というような場合にはタクシーを利用するのが良いでしょう。タクシー会社の運賃や、深夜料金、初乗りなどを考慮せずに単純に運賃だけを算定すると、おおむね9000円前後となるようです。交通費に十分なあてがある場合には、候補のひとつとするのもよいでしょう。所要時間は、有料道路などを使用して最短のルートを選んだ場合、およそ50分程度で到着できます。
札幌駅に行くだけでなく、数日間の滞在中に観光もするというような場合には、レンタカーを利用する場合が多いようです。新千歳空港内にはもちろんレンタカーの窓口がありますので、家族旅行などの際には良い選択肢となるでしょう。これも会社によりますが、日帰りで4,000円程度で利用できるレンタカーもあるようです。
旅行の目的と合わせて選択するのがよさそうですね。 - 新千歳空港 バス
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新千歳空港へバスでアクセスするという場面は多数あるでしょう。新千歳空港へのアクセスとしては、空港自体の場所のため、札幌方面からのアクセスが多いことが特徴といえます。
まず、北海道の中心地である札幌中心部からは、北海道中央バス、北都交通によるバスが運行しています。北海道中央バスは札幌都心のホテル、すすきのからのアクセスとなり、北都交通は札幌駅前、大通、すすきの方面からのアクセスとなります。これらの運賃は共通で1,030円です。札幌市内からのアクセスに関しては、これら主要ポイント以外にも、本数こそ少ないものの同様にバスが運行しています。福住駅、北24条駅、麻生、宮の沢などは中心部から少し離れたバス運行所となります。さらに離れると、東区役所前、環状通東駅、大谷地駅からも運行しています。
バスによる新千歳空港へのアクセスは、天候や道路状況によって変わりますが、札幌中心部にある札幌プリンスホテルから新千歳空港まで、およそ85分程度の時間が必要となります。札幌中心部からのアクセスのほうが停留所が多いため、より長い乗車時間となることに注意が必要です。
ただしその分、停留所によっては朝6時台に出発する場所もあるため、旅行の日程と合わせて活用すれば快適に移動することができるでしょう。
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新千歳空港 お土産
- 新千歳空港 お土産 ランキング
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北海道のお土産は、北海道外の方に喜ばれる機会が多いものですが、新千歳空港で手に入るお土産の種類も非常に多くあります。種類が豊富にあるため、新千歳空港のお土産をランキング形式にしたサイトも多数あり、お土産のチョイスに役立っているようです。本州でも有名な北海道のお土産であって、なおかつ新千歳空港で購入が可能なものとしては、HORIの「とうきびチョコ」、ロイズの「生チョコレート」、六花亭の「マルセイバターサンド」あたりは定番中の定番といえるでしょう。
最近になってランキングに登場するようになったお菓子には、「じゃがポックル」、「白いブラックサンダー」、「北海道開拓おかき」なども有名です。やはりお菓子の味やビジュアル、ネーミングに北海道を冠していたり、北海道関連の素材の名前が使われているものが喜ばれるようです。
これらのお土産は、新千歳空港ターミナルビルのショップにて購入することが可能。多くの場合配送もその場で手続きが可能となっているので、お土産を新千歳空港でチョイスするのは効率的といえるでしょう。
お土産用のお菓子以外にも、新千歳空港ターミナル内のグルメウォークには、お菓子を扱うショップが多数立ち並んでいますので、あまり知られていないお菓子を知るきっかけとなる場合もあるかもしれません。
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新千歳空港 駐車場
- 新千歳空港 駐車場
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北海道という地理の特性か、新千歳空港へ車を利用して来る利用者は数多くいます。もちろん、一般に空港には駐車場が設けられているものですが、新千歳空港もそれと同様です。
新千歳空港駐車場は、札幌方面・苫小牧方面への道路沿いにあり、国内線・国際線ターミナルの中間に位置します。大きくA駐車場・B駐車場と分かれており、総収容台数は3,600台です。各駐車場に機能的な差はありませんが、利用する航空会社によって使用する駐車場を選ぶのがよいでしょう。
ANA、AIR DO、ピーチ・エア、スプリングジャパンはA駐車場から近く、FDA、スカイマーク、ジェットスターはB駐車場から近くなっています。その中央を走る連絡通路の先には、JALがちょうど中間に位置しています。
駐車場の空き状況の照会や予約サービスは、新千歳空港駐車場のサイトから行うことができるため、利用する前に一度参照するのがよいでしょう。連休時期などは他の空港の例に漏れず、駐車場が混雑するため、JRでの移動を推奨する記述が見受けられます。
また、冬の期間中は雪の多い地域でもあるため、朝一番の利用などには降雪との関係も注意しておく必要があります。
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新千歳空港 レンタカー
- 新千歳空港 レンタカー
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北海道外から北海道へ訪れた方が、道内を観光するには、やはり車があると非常に便利です。とはいえ、自家用車とともに北海道へ移動するのはなかなかに手間なもの。
多くの観光地がそうしているように、新千歳空港でもレンタカーの営業所を設けています。新千歳空港のレンタカー営業所は、新千歳空港国内線ターミナルビルの1階に設けられています。ここには全12社のレンタカー営業所があり、その場で手続きは可能となっています。
新千歳空港でレンタカーを利用する際に注意するべきポイントは大きく2つあります。1つは、新千歳空港ターミナルビル前の道路が駐車禁止区域であるため、その場で車の引き渡しが行われないことです。これは、どのレンタカー会社を使用しても同様で、いずれも専用バスによって千歳市内の営業所へ利用者を送迎し、帰りもその方法を行う、という運用となっています。
もう一つは、すでにどのレンタカー会社を利用するのかを決めている場合です。レンタカー会社によって、窓口の営業時間が異なります。たとえば、最長の営業時間となっているニッポンレンタカーは23時まで営業していますが、もっとも短いJR駅レンタカーや北海道ブブレンタカーは18時までの営業となっています。到着便の時間を把握し、手続きの時間を見込んでレンタカー会社を選定しておくのがよいでしょう。
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新千歳空港 グルメ
- 新千歳空港 グルメ
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多くの空港がそうであるように、新千歳空港にもグルメゾーンがあります。国内線・国際線いずれにもグルメゾーンがあり、数多くの飲食店が並びます。航空機の発着待ちなどの間に利用する方が数多くいます。
店舗数が多いため、基本的には街中で見かける程度のジャンルはほぼ網羅され、和、洋、中、伊など国際色豊かです。海外から日本への旅行者も多いため、英語や中国、韓国語などへの配慮もなされています。また、北海道は食ブランドを売りとしている側面があることから、北海道産食材を使用していることのアピールがなされている店舗も多くあります。
道産食材のアピールとしては近海で獲れる海鮮、魚介類系の素材、野菜等があるほか、北海道のフードとして認知されることが多いラーメンなどもアピールされています。
10〜15組程度の収容が可能な、小型の店舗が立ち並ぶエリアと、ほかには大型のフードコートがあります。家族連れの旅行者や、ゆっくりと食事をしながら時間を使いたいという方はフードコートを利用される方が多く、一方で珍しいお店や食べたい料理などによって、独立の店舗を使うという方もおり、このあたりは適切に分散されています。
新千歳空港のサイト上では、これら多くの飲食店から、「こだわり」「カテゴリ」「時間」「場所」等の条件から検索できるように整備されています。 - 新千歳空港 ラーメン
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北海道のフードとして認知される機会の多いラーメンは、北海道の空の玄関口である新千歳空港でも3階フードコートを含めおよそ11店舗出店されています。これらの店舗は国内線ターミナルビルの3階に設置されています。
北海道のラーメンといえば、「塩の函館ラーメン」「味噌の札幌ラーメン」「醤油の旭川ラーメン」と分類されますが、それらが網羅されているのはもちろんのこと、このほか道東の弟子屈町のラーメンをコンセプトとした「弟子屈ラーメン」、「鶏ガラ」を濃厚な味付けとした「元祖ちとせラーメン」なども展開されており、ラーメンファンであっても飽きさせない店舗構成となっているのが特徴です。また、北海道在住者でも食べたことがないようなユニークなコンセプトをもつラーメン、たとえば「甘海老」にこだわった、「えびそば」というラーメンや、とんこつ麺と、一般的なものよりもかなり大きなチャーシューを使用した贅沢な「鷹の爪ラーメン」、ベースに昆布を用い、味噌も白味噌を使用した味噌ラーメンなど、非常にバリエーション豊かです。
これらのラーメン店はおおむね20:00から21:00ごろまでの営業となっており、最終便などでなければ朝・昼・夕食と楽しむことができるようになっています。
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新千歳空港 ホテル
- 新千歳空港 ホテル
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新千歳空港に宿泊することが可能です。もちろん、空港だけではなく千歳市内にも宿泊できる場所はありますが、空港の設備へのアクセス等を考え、次の予定が詰まっているという方は空港の宿泊施設を利用する方も多くいらっしゃいます。新千歳空港には合計で2箇所の宿泊スペースがあります。まず1つ目は新千歳空港温泉です。国内線ターミナルビル4Fに位置し,客室は11用意されています。2つ目に、新千歳空港エアターミナルホテルに宿泊するという手段もあります。新千歳空港エアターミナルホテルは、空港ターミナルビル3階に位置するホテルで、デラックス・ツインなどの一般的な間取りのほか、ファミリーやハリウッドツインといった広めの部屋を使用することもできます。
これらの空港内の宿泊施設を利用する方は、その多くが翌日にフライトを控えていたり、空港を頻繁に利用する方が多いため、客室は人気が高く埋まりやすい傾向にあります。一般的なホテルでももちろんそうですが、早めの事前予約が不可欠となるでしょう。これらの施設や、お得な宿泊プランなどを併用することで、空港までの移動時間を短縮したり、出発・到着後の慌ただしさを軽減することができます。
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新千歳空港 ラウンジ
- 新千歳空港 ラウンジ
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空港での休憩や待ち時間の消化の際に便利なラウンジが、新千歳空港には2ヵ所設置されています。ひとつはスーパーラウンジ、もうひとつはロイヤルラウンジという名称です。
スーパーラウンジは国内線ターミナルビル3階にあり、座席は全部で136席あります。座席が自由に使えるほか、ソフトドリンクは無料のため、休憩としては十分なサービスといえます。また、無線LANや有線LAN(ビジネスエリア)、コピー・FAXの利用も可能なエリアがあるため、空港での待ち時間に仕事をしたい方にもぴったりのサービスとなります。
ロイヤルラウンジの方は国際線ターミナルビルの4階にあり、航空会社専用ラウンジとカード・有料ラウンジが設けられています。ロイヤルラウンジの席数は全部で177席、内訳はカード・有料ラウンジが全40席と、航空会社専用ラウンジが137席。それぞれ喫煙スペースと禁煙スペースが別れているため、喫煙舎/非喫煙者双方が快適に利用できる空間となっています。
ソフトドリンクが無料なのは両ラウンジとも変わりませんが、アルコール類は有料。また、コピーやFAX、有線LANについては有料での提供となります。サービス内容を確認のうえ、目的に合わせて利用するのが良いでしょう。
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新千歳空港 周辺観光
- 新千歳空港 温泉
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新千歳空港には、”空にいちばん近い温泉郷”という触れ込みで、新千歳空港温泉があります。新千歳空港温泉の所在地は、新千歳空港国内線ターミナルビルの4Fにあり、10時から翌9:00までに間利用可能です。
大浴場と露天風呂とを備えており、塩分を含む塩化物泉となっており、保温・保湿効果に優れているとされています。また、血液の循環を助ける効果についても関心が寄せられており、一部の皮膚系疾患、慢性婦人病等への効果が期待されています。
このほかの設備としては、ボディケア・エステを備えています。4種類の岩盤浴、全身トリートメント、フェイシャル、足裏、あかすり等のボディケア施術を受けることができます。
なお、空港内にありながら、一般の温泉宿泊施設のように宿泊も可能です。11室の客室を備えており、ツイン・ダブル、ユニバーサルと、目的に応じて客室を選択できます。また食事処も整備されており、広い畳の間や半個室で温泉入浴前後をゆったりと過ごすことができます。
空港内にあるという便利さから、旅行やビジネスで遠出をする方にとって、旅の始まり・終わりにくつろぐことのできる温泉として高い人気を得ている施設となっています。 - 新千歳空港 周辺観光
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新千歳空港は、それ自体が観光地と言ってもよいほど様々な施設がありますが、新千歳空港の周辺にもまた観光スポットがいくつか存在します。旅行などで新千歳空港を訪れる場合にも、こうした観光スポットを利用するのもよいでしょう。
たとえば、新千歳空港のすぐそばを流れる美々川は、熟練のインストラクター指導のもと、カヌー体験を楽しむことができます。自然という観点であれば、千歳市には支笏湖があり、ボートやキャンプなどを楽しむこともできます。
また、買い物等であれば、千歳市にはアウトレットモール、「千歳アウトレットモール レラ」があります。飲食店やファッション・雑貨店を含む多くのアウトレットショップが並ぶショッピングモールとなっており、道外からの観光客も多く足を運ぶスポットとなっています。
また、アウトレットモール レラの中には「ラーメン博覧会」があります。ここは食のテーマパークともいえる場所となっており、北海道産食材を使ったラーメンや、その他様々なラーメンを楽しむことができる点で人気を集めている飲食ブースとなっています。
一風変わったスポットとしては、道の駅サーモンパークと呼ばれる施設の中に「千歳サケのふるさと館」があります。北方圏のサケ、淡水魚の生態などを学ぶことができる施設となっています。
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