関西空港 関西国際空港のアクセス
関西国際空港と近隣市内との便利なアクセスを詳しく解説します。
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関西国際空港のアクセス
- 関空から鉄道での移動について
関西国際空港は大阪湾の海上に位置しており、大阪の市街地から関西国際空港までは約50kmでアクセスできます。関西国際空港のアクセスには道路・鉄道および高速船による多様なアクセスが充実していますので、行先に合わせて移動手段を検討するとよいでしょう。
まず、関西国際空港へのアクセスのひとつで便利なのは鉄道によるアクセスです。
関西空港駅にはJR線と南海線が乗り入れしており、関西空港第1ターミナルビル2階及びエアロプラザビル2階に直結しています。
南海線は空港特急ラピートが接続しており、大阪・なんばまで最短でおよそ34分で結んでいます。南海なんば駅で近鉄線や阪急電車、市営地下鉄などに乗り換えることにより京都方面や奈良方面、神戸方面へのアクセスが可能です。
JR線は関空特急はるかが接続しており、滋賀方面、京都方面、大阪を結ぶ特急列車です。終着地である滋賀県のJR野洲駅までの所要時間は約80分となり、大阪駅や京都駅も経由する路線となります。大阪駅からは在来線や市営地下鉄、阪急電鉄、阪神電車への接続も可能ですので、目的地に合わせたアクセス方法を選択するとよいでしょう。- 関空からリムジンバスでの移動について
観光などの目的で、関西国際空港を訪れる方は少なくないでしょう。関西には京都や奈良、大阪など、伝統と歴史のある、文化の残る町だからです。特に京都などは、最近では日本人だけではなく、海外からの訪日外国人旅行者からも評価の高い観光地として認知されつつあります。
こうした観光目的での訪問に対して、多く利用されるのがリムジンバスです。関西国際空港では、そうした観光需要に応えるため、リムジンバスの発着場が用意されており、各方面へのアクセスが可能となっています。
ここからのアクセスは非常に多彩で、大阪では、大阪駅前、なんば、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンなどのエリアや、枚方市、京阪くずは、寝屋川、兵庫県では尼崎、西宮神戸三宮、姫路・加古川エリア、奈良、京都では京都・高速京田辺、和歌山などのエリアにも足を伸ばすことができるようになっています。
これらのバスは、関西国際空港の第1ターミナルビル、第2ターミナルビルからそれぞれ発着しており、目的に合わせてのりばが用意されています。
ただし、目的地によってバスの運行会社が異なり、運行時刻や停車地が異なる場合がありますので、乗車を予定している方は、事前に運行状況・時刻表などの情報を関西空港交通ウェブサイトで確認しておくことが必須となるでしょう。バス会社によっては、バス会社自身のウェブサイト上に時刻表などを掲載している場合もあります。- 関空からシャトルバスでの移動について
観光やビジネスユースなどで、航空機を使って普段の生活圏と異なるエリアへアクセスした際に、交通手段として用意されていると便利なのが、特定エリアへの短い距離を繋いでいるシャトルバスの存在です。これがあることで、目的の場所へ迂回せず短時間で、手軽にアクセスすることができるという、旅客者にとっては非常に有用なサービスといえます。
関西国際空港にも、関西国際空港とその周辺のホテルとの間を運行しているシャトルバスがあります。
「関西エアポートワシントンホテル」、「スターゲイトホテル関西エアポート」、「ベルビューガーデンホテル関西空港」、「ホテルシーガル」「アストンプラザ関西空港」「OMO関西空港」などのホテルが宿泊者限定の無料シャトルバスを運行しています。
これらのホテル送迎バスのりばは第1ターミナルビル1階のS12番のりばとなります。
これらのホテル送迎バスの運行時刻表や、詳細な運行情報などは、各ホテルのウェブサイトやインフォメーションに情報があります。これらの空港周辺のホテルやそこへのアクセス手段としての送迎バスを利用する場合には、ホテルを訪れる前にこれらの情報をしっかりと集めてから訪れ、利用するというのが望ましいでしょう。- 関空から高速バスでの移動について
関西国際空港へのアクセスを考える方にとって、高速バスを含むバス路線という手段は、多くの人が利用する交通手段となるでしょう。関西空港は非常に広範囲からバスが集積している地点であり、大阪空港、大阪市内、大阪府内、兵庫、奈良、京都、和歌山、岡山、四国への便があります。
具体的には、伊丹空港方面では、伊丹空港・蛍池方面、大阪市内では、大阪駅前、近鉄上本町、あべのハルカス、なんば、南海なんば駅、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン、南港、天保山方面、大阪府内へは泉北ニュータウン、金剛、河内長野、茨木、千里ニュータウン、千里中央、京阪守口、枚方市、京阪くずは、寝屋川市、東大阪エリア、兵庫では尼崎、西宮、神戸三宮、六甲アイランド、姫路・加古川エリア、奈良では近鉄学園前、学研都市、奈良、大和八木エリア、京都では京都・高速京田辺エリア、和歌山では和歌山エリア、岡山では岡山エリア、四国では淡路・鳴門・徳島、高松エリアへの運行があります。
これらのバス路線は利用状況などのにより運休となる可能性があります。乗車予定の方は最新の運行情報や経由地、時刻表などを関西国際空港または運行会社の公式ウェブサイトで確認した上で利用するのが確実といえるでしょう。- 関空から深夜バスでの移動について
旅行の日程や、航空機の搭乗・到着時間などは、やはり昼間など早い時間に済ませられるのが望ましいことではありますが、航空機の空席状況その他の事情によっては、必ずしも日中に移動できるとは限らないものです。そうなると、空港への到着は必然夜や深夜ということになってしまう場合もあるでしょう。
こうしたときに役に立つのが、深夜バスの存在です。関西国際空港では、深夜バスが運行されています。関西国際空港を拠点とする深夜バスは、ワシントンホテル(りんくうタウン)・泉佐野方面行きのバスとなっています。
このバスは、関西国際空港第2ターミナルビル、第1ターミナルビルの12番のりば、1番のりば、空港駅にそれぞれ発車バスのりばがあります。第1便は23:53に第2ターミナルビルを発車し、泉佐野駅に0:29に到着します。その後、およそ50分〜1時間おき程度の頻度で、最終03:50までバスがあります。関西国際空港第2ターミナルビル発着は第1便のみとなります。
深夜バスによって、関西国際空港へアクセスしたいという場合もあるでしょう。この場合には、日根野駅前、泉佐野駅前、りんくうタウン駅前を発車するバス便があります。発車時間は日根野駅前04:30に出発し、第2ターミナルビルに05:19到着の1便のみとなっています。
りんくうタウン発着につきましては往路はワシントンホテルに、復路はりんくうタウン駅前ロータリーに停車いたします。深夜や早朝帯の移動には非常に利便性が高いこれら深夜バスも、利用の視野に入れてもよいでしょう。
現在、運休の可能性がありますので運行状況、詳細な時刻表につきましては運行会社の南海バス又は関西空港交通の公式ウェブサイトを確認するのがよいでしょう。- 大阪駅から関空のバスでの移動について
関西の航空の要衝、関西国際空港から、大阪方面へアクセスする方、そして大阪から関西国際空港へアクセスする機会は非常に多いでしょう。関西国際空港は、関西、とりわけ多くの大阪の方にとって重要な空の玄関口です。
大阪の中でも、百貨店やホテル、歓楽街などが集積している繁華街、大阪駅・梅田から関西国際空港へアクセスする場合には、関西国際空港の空港リムジンバスを利用するのが便利となっています。
この空港リムジンバスは、関西国際空港、大阪駅などを繋いでおり、大阪駅方面の発車地は、「(UM2)ハービス大阪」「(UM1)新阪急ホテル」となっています。新阪急ホテルから関西国際空港第1ターミナルビルまでの所要時間は約50分です。この停留所の始発は04:53となっており、このバス便に乗車した場合には、関西国際空港第2ターミナルビルを05:57に経由し、関西国際空港第1ターミナルビル(4階)へは06:06に到着することとなります。18:48以降にハービス大阪を発車する便は関西国際空港第2ターミナルビルには到着しません。
運行会社は阪急観光バス、関西空港交通、阪神バスがそれぞれ運行しており、各運行会社によって停留所が異なる場合があるため注意が必要です。また、運賃決済については、ICカードの利用可否も運行会社によって変わってくることがあります。
各運行会社ごとの時刻表、運賃、停車地、そしてICカード利用可否などは、関西空港交通のウェブサイトにまとめて公開されていますので、利用する場合には事前にこれらの情報を確認しておくことが望ましいでしょう。- 関空から大阪駅のバスでの移動について
関西国際空港から、JR大阪駅、あるいは梅田方面にアクセスする機会は多いでしょう。このJR大阪駅ー梅田駅周辺のエリアは、観光にしろビジネス目的にしろ、多くの旅客が訪れるエリアとなっているためです。
関西国際空港からこのエリアへのアクセスを行うとき、多くの方が利用する交通手段といえば、やはり空港リムジンバスがもっとも多いでしょう。関西国際空港を発車し、大阪駅前、または梅田方面へ向かうバスについては、関西国際空港にバスのりばがあります。関西空港第1ターミナルビルでは、4階のバスターミナル5番のりばが乗車地となっています。また、第2ターミナルビルの場合には、1番のりばとなっております。シャトルバスやその他のバスののりばと近いため、乗車予定の方は間違えないよう注意が必要となるでしょう。
大阪駅方面へ向かう場合には、関西国際空港第1ターミナルビル、または第2ターミナルビルを発車し、「(UM2)ハービス大阪」「(UM1)新阪急ホテル」へ向かうバスに乗車するのがよいでしょう。
各運行会社ごとの時刻表、運賃、停車地、そしてICカード利用可否などは、関西空港交通のウェブサイトにまとめて公開されていますので、利用する場合には事前にこれらの情報を確認しておくことが望ましいでしょう。- 関空から京都バスでの移動について
関西国際空港では、大阪だけでなく京都方面へ用事のある方も到着する場合が数多くあります。京都方面へアクセスする場合に使い勝手のよいアクセス手段としては、空港リムジンバスが挙げられます。
この空港リムジンバスは、関西国際空港第2ターミナルビルを始発地として、第1ターミナルビを経由後、高速京田辺、京都駅八条口の順に停車するというルートをとります。
運賃は、大人2,600円、子どもは1,300円となり、往復ですと4,600円で購入できます。また、日帰り往復の場合には3,600円で乗車券が購入できます。
この空港リムジンバスは、関西国際空港第1ターミナルビル1階、8番乗り場から乗車することができます。第2ターミナルビルから乗車する場合は、2番のりばです。
この空港リムジンバスは、阪急観光バス、関西空港交通、京阪バスとがそれぞれ運行しており、各運行会社によって停留所が異なる場合があるほか、時間帯によっても停車する停留所が異なります。
そのため、乗車予定の場合には、関西空港交通のウェブサイトに掲載されている時刻表などの情報を集めてから乗車すると、間違いがないでしょう。- 関空から神戸バス・高速船での移動について
関西の大規模空港として、伊丹空港と双璧を成すのが関西国際空港です。この関西国際空港からは、非常に多くのアクセス手段があり、近隣の府県へのアクセス拠点ともなっています。関西国際空港から神戸へのアクセスも、その豊富なアクセス手段の中のひとつといえます。
関西国際空港から神戸へのアクセス方法には、2種類の方法があります。まずひとつは、関西空港交通、阪急観光バス、阪神バスが運行する空港リムジンバスです。この空港リムジンバスは、関西国際空港第1ターミナルビルを発車して神戸三宮までの直行便で約65分、神戸三宮まで六甲アイランドを経由すると約75分、六甲アイランドまでは約57分、第2ターミナルビルと第1ターミナルビル間は約15分で接続しています。もっとも早い便ですと06:20から運行しており、1時間に1〜3本程度の本数が運行しています。運賃については、神戸三宮、六甲アイランドまでは大人2,000円、子ども1,000円となっています。往復乗車券(30日間有効)の場合、大人3,300円で購入が可能です。また、日帰り往復乗車券の場合には大人2,900円で購入できます。どちらの往復乗車券も子ども料金の設定はありません。
もうひとつの手段としては、「ベイシャトル」という高速船を使うことです。これは関西国際空港から神戸空港までをおよそ30分の乗船でアクセス可能です。空港から空港への移動の場合には、こちらの手段を使うという方法もあるでしょう。運賃は片道 1,880円 、子ども940円。往復は3,060円、子ども1,530円となります。運航状況、時刻表・運賃などについては運航会社のホームページをご覧ください。- 神戸から関空バス・高速船での移動について
関西国際空港へのアクセス手段はさまざまなものがありますが、最近では航空機の乗り継ぎなどの需要もあり、必ずしも1種類のアクセス手段で目的地にたどり着けるとは言い切れない現状があります。
関西からのアクセスではバスなどによるアクセスが一般的な関西国際空港ですが、神戸からのアクセスに関しては、空港リムジンバスと、高速船ベイシャトルによるアクセスが可能なことも特徴のひとつです。
まず、空港リムジンバスでアクセスを行う場合ですが、神戸三宮から関西国際空港へアクセスをする場合、所要時間は第1ターミナルビルまでおよそ約65分となります。六甲アイランドを経由する場合には約75分、六甲アイランドから第1ターミナルビルまでは所要約57分となり、第1ターミナルビルから第2ターミナルビル間はおよそ15分でアクセスできます。始発は04:40で、このバスに乗車した場合には、5:45関西国際空港第1ターミナルビルを経由し。5:56に第2ターミナルビルに到着します。運賃については、神戸三宮、六甲アイランドまでは大人2,000円、子ども1,000円となっています。往復乗車券(30日間有効)の場合、大人3,300円で購入が可能です。また、日帰り往復乗車券の場合には大人2,900円で購入できます。往復乗車券につきましてはともに子ども料金の設定はありません。
次に、ベイシャトルによる高速船でのアクセスの場合には、神戸空港会場アクセスターミナルから、関西国際空港桟橋までを運行しています。乗船時間はおよそ30分で到着することができます。アクセス手段のひとつにももちろんなりますし、神戸らしい船便をひとつ挟むというのも、関西への旅行の中のひとつのスパイスとして楽しんでもよいかもしれません。運賃は片道 1,880円 、子ども940円、往復 3,060円、子ども1,530円となります。運航状況、時刻表・運賃などについては運航会社のホームページをご覧ください。- 関空から徳島バスでの移動について
関西国際空港は、大阪・京都といった関西方面だけではなく、四国方面へアクセスする方にとっても、重要な空の拠点となっています。
関西国際空港からは、四国方面にも空港リムジンバスが発着しており、大阪・京都方面はもちろんのことながら、淡路島・徳島といったエリアへのアクセスも提供しています。
関西国際空港から淡路島・徳島へのルートをとる空港リムジンバスは、関西空港交通、徳島バス、南海バス、本四海峡バス株式会社の4社が運行しています。この空港リムジンバスのルートは、関西国際空港を出発したのち、淡路インターチェンジ、東浦インターチェンジ、津名一宮インターチェンジ、洲本インターチェンジ、志知、鳴門公園口、高速鳴門、松茂、徳島駅前という順番で停車します。
関西空港第1ターミナルビルから乗車した際の所要時間は徳島駅まではおよそ2時間45分、高速鳴門までは約2時間20分、洲本まで約2時間となります。
関西国際空港からの発車便は8:30が始発となっており、この便に乗車した場合には、11:15に徳島駅前へ到着します。最終便は21:20に発車し、0:05に到着する時間構成となっています。
現在、運休の可能性がありますので詳細な時刻表、運行状況につきましては各運行会社の公式ウェブサイトを確認するのがよいでしょう。- 関空から姫路バスでの移動について
関西方面の空からのアクセスの拠点となっている関西国際空港では、関西方面にかぎらず様々なエリアへのバス便などによって、旅客者のアクセスを提供しています。兵庫県姫路市へのアクセスも、この関西国際空港からの空港リムジンバスによってアクセスが確保されています。
この空港リムジンバスは、加古川駅を経由した後、姫路駅に到着します。このバスの始発便は、第2ターミナルビルの乗車はなく第1ターミナルから08:50に発車し、姫路駅には11:10の到着となります。
現在、運休の可能性がありますので運行状況、詳細な時刻表につきましては運行会社の公式ウェブサイトを確認するのがよいでしょう。- 関空からタクシーでの移動について
関西国際空港では、空港と自宅とを定額運賃で直行するタクシーがあります。空港定額タクシーはエリア毎に定額運賃となる事前予約制のタクシーで、複数人でご利用いただくとコストパフォーマンスも高くなり快適なアクセス手段となるでしょう。このタクシーは神戸MKが運行しており、WEB、スマホアプリ、そして電話にて予約が可能となっています。
通常車両以外にも多人数でご乗車いただけるジャンボタクシーや高級ミニバン、英会話ドライバーの予約も可能です。お迎え場所は国際線・国内線ともに搭乗便に合わせてドライバーが到着出口付近で出迎えてくれます。
運行エリアは、大阪市内、大阪市外、神戸、その他の地区と運行エリアが幅広く設定されており、それぞれエリアごとに運賃が設定されています。一例として関西空港-京都駅八条は21,000円〜、関西空港-神戸三宮は19,900円〜、関西空港-大阪梅田は14,800円〜、関西空港-大津は32,100円〜となります。ただし、定額運賃に高速道路などの有料道路通行料等は含まれていません。
また、空港お迎えで利用時は駐車代として関空の場合1,000円別途必要となります。
これらのタクシーは乗り合いではないので、他のお客様を待つことなくプライベート感覚で利用できます。直行であるため乗り換えの手間がないことも大きな魅力です。また、定額料金での運行となるため、渋滞などでもメーターを気にせず乗車することができます。タクシーを利用するシーンがある場合には便利なサービスとなるでしょう。
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ena.travel 編集部
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最終更新日:2024年02月01日